建設キャリアアップシステム
せこかん太せこかん太

建設キャリアアップシステムってどんな制度?入っといた方がいいの?

今回は「建設キャリアアップシステム」についてご紹介しようと思います。

建設キャリアアップシステムは、国土交通省と建設関係の団体が連携して運用しているシステムです。

建設業界で働く人や、企業にとってよりよい環境を作るために始まったこの制度、どんなものか紹介していきましょう。

この記事でわかること

建設キャリアアップシステムとは、どのようなシステムなのか

建設キャリアアップシステムを、技術者・事業者目線でメリット紹介

建設業界で働く人全員に読んでいただきたい記事です。

建設キャリアアップシステムはどんな制度?

建設キャリアアップシステムはどんな制度?

建設キャリアアップシステムを超簡単に説明します。

建設業に従事する技術者(現場監督や職人さん)ひとりひとりの、現場経験や資格・社会保険の加入状況などをデータベース化して、建設業全体でそのデータを管理しようというものです

今までの就業履歴や、検収に受講してきた経験、どんな専門が得意化などを一元管理できます。

このシステムがなぜできたかというと、建設業が将来も持続していくことが狙いです。

先の記事で述べましたが、建設業の従事者は年々減ってきているうえに、高齢化が著しく進行しています。(他業界と比べてもすさまじい早さです)

そんなことから、建設業に従事する人のキャリアをどこからでも「見える化」し、キャリアアップに対して適正な評価をすることで、建設業従事者そのものの労働条件や地位を向上させていこうというものです。

技術者個人にとっての建設キャリアアップシステムは、自身が従事してきた今までの経験を証明するものであり、どこの企業からも客観的な評価をもらえるようになります

2023年までにすべての建設技術者の登録を目指しています(外国人技能実習生も!)。

建設キャリアアップシステムのメリット(技術者目線)

建設キャリアアップシステムのメリット(技術者目線)

建設キャリアアップシステムについて、まずは技術者目線のメリットをお伝えします。

公正な評価が期待できる

建設キャリアアップシステムは、先に述べたとおり自分の資格や経験がデータで一元化されます。

つまりより経験が多かったり、有用な資格を持っている技術者が、どこに行っても適正に評価される指標ができるということです。

現場で使える技能・知識があるほど給料アップや昇進などに影響するので、「実力主義」の色合いがより濃くなります。

大手ゼネコンの大林組もこの制度に前向きなので、建設キャリアアップシステムでの人事評価はより多くの企業が導入していくことでしょう。

われわれ技術者のモチベーションアップも期待できそうですね。

社会保険などの待遇改善が見込める

建設キャリアアップシステムは、社会保険や福利厚生などの待遇改善も見込めます。

なぜかというと、建設キャリアアップシステムはひとりひとりの社会保険の加入状況も登録されるからです。

雇用や健康保険などに未加入の企業には、発注してはならないと法令上で決まっています。

社会保険未加入の企業に発注しているとなったら、元請けもコンプライアンス違反にかかわってきます。

建設業者で社会保険未加入の場合、今後仕事を請けられなくなるでしょう

そういったことから、社会保険に加入する建設業者が多くなっていくと考えられるのです。

転職のときや、仕事をいったん離れて戻ってくるときの実力証明になる

建設業界でデータが一元化されるため、自身の経験や能力を客観的に見る指標になります。

これは転職する際や、一度仕事をはなれてまた職に就くときの実力証明にも使えるでしょう。

転職に有利になるばかりではなく、給料の交渉などにも使えるので非常に便利な制度です。

建設キャリアアップシステムのメリット(企業目線)

建設キャリアアップシステムのメリット(企業目線)

建設キャリアアップシステムについて、続いては企業目線のメリットをお伝えします。

資格関係の統一で事務作業が緩和される

技術者一人一人の経歴や資格がシステムでまとめられるので、企業が負担する事務作業が緩和されます

建設業で働く人が現場に入るためには、新規入場などさまざまな書類をクリアしなければなりません。

そういった事務作業が効率化されるのは、人件費だけでなく作業効率性もアップすることでしょう。

企業の技術力・強みのアピールになる

技術者の経歴が客観的にデータとして評価できるということは、その集合体である企業は「何が得意か」という技術力・強みを持てるということです。

どんな施工能力を持っているか、だけでなく、企業の強みとして人材育成していく際の指標にも。

「こういうものが得意です」という強みを持っている企業は、受注機会の拡大や品質向上につながります。

そういった意味でも、建設キャリアアップシステムはとてもメリットがあるのです。

元請けは効率的な現場管理や生産性の向上につなげられる

建設キャリアアップシステムは、元請け企業にもメリットが。

上で述べた「企業の強み」を見ることによって、発注の際の企業の強みを知れます。

現場管理を効率化し、生産性の向上にもつなげられるでしょう。

社会保険の加入状況をみることでコンプライアンスの確保にもつとめられます。

建設キャリアアップシステムは技術者にとって給料・待遇アップのチャンス

先の記事↓で未来の「労働者の待遇改善」や「IT技術による業務効率化」を述べました。

この建設キャリアアップシステムは、その未来がすでに実現化しているものであるとも言えます。

試行段階から本格的な導入期に入っており、3年後には一般化されているでしょう。

このような制度があれば企業は業務効率化につながるし、労働者はモチベーションのアップにつながります。

そして、やはり資格はますます重要になってくるでしょう。

1級土木施工管理技士はキャリアアップに必須です。ぜひ取得を目指してくださいね。

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