建設業の職種って何があるの?転職に役立つ資格も紹介します

ひとくちに「建設業」といっても、その職種はさまざまです。

私はもともと、大手ゼネコンで工事現場の施工管理をやっていたのですが、転職して今はどっちかというと事務寄りの仕事をしています。

事務といっても、もちろん建設業に通じる仕事ですし、技術的な判断が求められることも多いです。

今回は、私がいままで調べてきた「建設業の職種」をご紹介しようと思います

この記事でわかること・メリット
  • 建設業の職種がわかります
  • 転職や社内異動を考えている場合、自分に合った職種は何かを考えられます
  • 自分のなりたい職種に役立つ資格は何かを知れます

※ちなみに今回は「土木一式工事」などに代表される建設業種の分類ではなく、あくまで仕事上の役割における分類をしています。私の経験上、土木・建築分野以外のことは説明できないことが理由です。

建設業の職種

それでは建設業の職種を職務内容別ご紹介します。

一つの企業に属していたらいろいろと携わることも多いですが、どの職種もいろんな企業で使えるスキルばかりです。

自分のやりたいことがあれば、ぜひとも志望してみるといいでしょう。

施工管理

施工管理

建設業と聞いたら、施工管理をイメージする人が最も多いのではないでしょうか。

ひとつの工事における「安全管理」「品質管理」「工程管理」「原価管理」を担う職務です。

  • 安全管理 … 作業員の労働災害や近隣住民への事故がおこれば大変なことです。しっかりと事故防止の安全対策をしなければなりません。
  • 工程管理 … 工期をしっかりと守らないと、他の工事工程への影響や、プロジェクトの遅れなどにより多くの人に迷惑をかけてしまいます。工程管理はそれを防ぐために重要なことなのです。
  • 品質管理 … 建設物は何十年も持たせる強度でなければいけませんし、意匠設計のデザイン通りにきっちりと仕上げなければいけません。成果物の品質はインセンティブにも関わっており、よい施工管理者ほどよい品質のものを作ります。
  • 原価管理 … 工事には予算があります。材料費や労務費といったコストを管理して予算内に収めるのも大事な仕事です。

建設業も「ものづくり」の一つであり、その規模は壮大です。

こういったものを作るには多くの人とチームプレイをする必要があり、施工管理をするということはそのプロジェクトの責任を持つということなのです。

私も従事したことのある仕事ですが、厳しい反面とてもやりがいのある仕事であったと思います。

こんな資格を取ろう

資格は施工管理技士があり、これを持つことで社内の仕事や転職にあたって大きなアドバンテージになります。

設計

設計

設計は発注元の要望コンセプトに合わせて図面や計算書面に落とす仕事です。

具体的には以下の3つに分かれます。

  • 構造設計 … 建設物の安全性を担う重要な役割で、土台から材料、枠組みまで計算を行います。耐荷重などだけではなく、耐震なども考えるので非常に難しいです。
  • 意匠設計 … コンセプトに合わせて建設物のデザインを決めます。魅力的な外観・内装を考えるだけでなく、ユニバーサルデザインを考慮した設備配置なども考えます。
  • 設備設計 … 配管・電気・通信設備など建設物を通るインフラについて考える仕事です。

ひとつの建設物を設計するのには膨大な時間がかかり、それはそれはシンドイ仕事であることが多いです。

しかし、安全のための複雑な構造計算や、細やかな設計に感動を覚えるという友人はたくさんいます

建築デザインも人気のある職種ですね、このように設計もとてもやりがいをもって取り組める仕事です。

こんな資格を取ろう

設計は主に技術士建築士などの高度な資格が必要ですが、持っているだけでも多くの企業で貴重な人材となるでしょう。

現場作業員

現場作業員

施工管理のもとで実際に現場の作業をおこなう人のことです。

工事の安全・工程・品質を守るための最も重要な役割なので、安全に気をつけながら活発に仕事をする必要があります。

現場作業ひとすじで大きな仕事の現場長などを任されると、稼げる額もグッと上がりますよ。

こんな資格を取ろう

現場作業員の役割は多岐にわたり、型枠工や左官工、とびに大工などそれぞれに合った資格が必要です。

大型特殊自動車運転免許や安全衛生責任者、危険物取扱にガス溶接、玉掛けなどの各種技能講習も強みになるでしょう。

営業

営業

営業は工事を受注できるように、民間企業や官公庁に働きかける役割です。

一般の営業と同じくお客さんのもとへ訪問するスタイルもありますが、競争入札があれば申請のための書類を作ったり、社内調整を行うのも仕事です。

いずれにせよ、お客さんとのコミュニケーションは非常に重要なので、人付き合いがモノをいう仕事でもあります。

営業成績で収入が決まるパターンも多いので、頑張り次第では一番稼げる職種でしょう。

こんな資格を取ろう

資格は宅地建物取引主任者などを持っていればとても有利です。不動産売買の営業でも抜群の効果を発揮します。

事務

事務

事務職は他業種でも共通してポストがありますが、やはり建設業の知識が必要になってきます。

建設企業をマネジメントすることになれば、建設業の経験は絶対に必要でしょう。

具体的には以下の4つに分かれます。

  • 経営企画 … 会社の事業をどう行っていくかなど、経営に直結する企画を行います。業界の知識に加えて経営の知識も必要です。
  • 人事 … 企業の人事に関わる仕事を行います。社員育成や採用、時には工事の安全マネジメントも担うことがあります。
  • 経理 … 企業全体の工事予算管理をはじめ、資産管理や設備投資、決算業務など会社における業務の心臓部とされる役割です。
  • 総務 … 経営・人事・経理を総称して総務と呼ぶこともありますが、社員が働きやすいような取り組みやトラブル時の法務対応・自治体との調整など、役割は多いです。

こんな資格を取ろう

簿記はどんな業種にも役立つ資格なのでオススメです。最近では英語も重宝されるようになってきています。他にも法務検定や秘書検定など、持っていて損することのない資格を選んで取りましょう。

IT

IT

いままでとはちょっと違いますが、近年では建設業にITを導入する企業も増えてきています。

ITを使って業務効率化を行うことは会社の発展に不可欠です。

私の経験ですが、建設業界は仕事にITを導入する動きがとても遅いと感じています。

各種契約書類や業務管理は紙ベースですし、いまだにファックスでやり取りしている企業も多いです。

私の周りにも、土木学科出身の人が建設業のIT分野の仕事に携わるパターンがいくつかありました。

「ITを使って業界を変えたい」と思う方には、建設業は選択肢になる業界ではないでしょうか。

こんな資格を取ろう

周りとの差別化を図りたい人は、ぜひITパスポートを取得しましょう。ITを使ったビジネスに関する知識を得られる上に、国家資格なのでどこの企業でも役に立ちます。

自分に合った職種を選ぼう

私は最初、現場配属で実際に作業をしていろんな人に怒られて、「この職種はあっていない」と思いました。

しかし頑張って施工管理士を取り、工事全体の管理を担うことでひとつのモノを作る面白みを感じることができました。

いまはどうすれば会社を成長させられるか、という経営側の仕事をしています。

こんな風にキャリアチェンジを図っていく上で、自分に合った職種選びとそれに対応する資格選びはとても大切です。

あなたもこの記事を参考にして、自分に合った職種を選んでみてくださいね。

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