ゼネコンの営業職、休みがなかったり、付き合いが多かったり、現場との交渉・折衝などなど忙しいですよね。
「まだまだいける、もっと稼げる!」という人も、「もうしんどい、辞めたい…」という人もいるでしょう。
そういった人たちにお伝えしたいのが、ゼネコンで営業した経験は多くの企業で活かせるスキルだということです。
ということで今回はゼネコンで営業している方に向けて、「あなたの持つスキル」そして「どのような転職先があるのか」をお教えします。
ゼネコンの営業職について知りたい方はこちらの記事を見てください。私がゼネコンで働いていた経験を活かし、ゼネコン営業職はどういう仕事なのか、年収はどれくらいなのか、どういったところがしんどいのかをお話ししています。
ゼネコン営業の経験で身につくスキル5つ
ゼネコン営業の経験で身につくスキルは、以下の5つです。
- プロジェクトを企画するスキル
- 顧客に提案するスキル
- コミュニケーション(交渉・折衝)スキル
- 目標を設定し、実行するスキル
- ストレスに耐えるスキル
これ、ゼネコン営業以外の仕事でもめちゃくちゃ役立つスキルなんですよ。
なぜそう言えるのか、以下でご紹介していきましょう。
プロジェクトを企画するスキル
ゼネコンの営業職は、社内の技術者たちと一緒に工期やデザインなどの案件受注戦略を立てる仕事も行います。
これは”プロジェクトを企画するスキル”であり、転職市場で非常に役立つものです。
顧客に提案する前の準備段階から、そのプロジェクトに何が必要か(詳細なプロジェクトのスキームや、人材や資材など予算計画など)をしっかりと計画だてる必要があります。
そのあとはクライアントと一緒に企画を事細かに練ったり、必要な工数を見積ったりするのです。
これは、多くの企業で即戦力として使えるスキルでしょう。
顧客に提案するスキル
営業において、仕事の話を最終的に妥結に持っていくのは重要なスキルです。
顧客への「提案力」は、どこの企業でも役立つものとなるでしょう。
クライアントのニーズをくみ取り、社内事情も考慮したうえで両者の利益になるような「提案」をする。
”どんな状況・相手であっても、ピンポイントにニーズをとらえた提案ができる”
これさえあれば、並みの営業以上のスキルが期待できます。
コミュニケーション(交渉・折衝)スキル
営業で身につく汎用性の高いスキルは、コミュニケーションスキルですよね。
これはほぼすべての職種で、必要とされるスキルではないでしょうか。
コミュニケーションスキルは、当たり障りのない「雑談」で仲良くなるスキルがまずひとつ。
さらに、相手とwin-winの関係を作る「交渉能力」。
そして、お互いの利益が相反する中折り合いをつける「折衝能力」も含まれます。
目標を設定し、実行するスキル
営業にはノルマというものがつきものですが、ノルマを達成するにあたって中間目標的な「KPI」を立てる能力も必要です。
KPIを立てたらそれを達成するために仮説を立て、さらにそれに向かって実行する能力。
だめだったら何が悪かったかを反省し、さらに次の行動につなげていく。
このようにPDCAを回すことは社会人の基本スキルとされますが、できている人は本当に少ないです。
営業は実践場面が他の職種に比べてかなり多いので、この経験はかなりの強みになるはずでしょう。
ストレスに耐えるスキル
営業してたら、関係者がとても多くなる分、イヤーな人と接する機会も増えますよね。
いちばんストレスのたまる職種が営業ともいわれているくらい、過酷な職種でもあるのです。
それに耐えて頑張ってきた経験は、ぜったいに財産になるはず!
どこの職場で働いても、ストレス耐性が高ければ大丈夫でしょう。
実は、営業で一番鍛えられるのはメンタルなのかもしれません。
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ゼネコン営業からの転職先4つ
ゼネコンの営業職で培ったスキルを活かして、どのような職種に転職できるかをお伝えします。
人事
人材系は、営業のスキルをがっつり活かせます。
というのも、人事は会社のニーズをしっかりと把握し、人材採用や配置を行わなければならないからです。
顧客のニーズを把握し企画をしていた営業職のスキルは、人事に必ず役立つことでしょう。
さらに、営業は「人を見る目」も養われます。
その人がどういうタイプなのかを把握することで、その人に合った適切な仕事を割り当てることもできるのです。
マーケティング
マーケティングの仕事って、商品をどのように売るかを考えたり、顧客ニーズに合った新しい商品を開発したりすることですよね。
これ、ゼネコン営業で培った提案力がかなり役立つと思いませんか。
その通りで、実際に営業からマーケティング職に転身した人は多くいると言われています。
特にゼネコン営業なんてやってたら、商品を売るだけでなくプロジェクト設計にも携わっていたので、普通に物を売る他の営業職より大きなアドバンテージがあります。
顧客目線でしっかりと分析の目を持ち、実行に移す行動力は必ず活かされるでしょう。
コンサルタント
営業からコンサルタントへの転職は、全く無関係でかなりハードルが高いとお思いですか?
実は、ゼネコン営業なら活躍できる可能性があります。
というのも、コンサルタントは企業経営の課題解決が仕事ですよね。
自分がどのように営業戦略を取ってきたか、という経験がコンサルタントに非常に似ています。
あくまでも、営業の実績を売りにするのではありません。
会社の人・モノ・お金という経営資源を使い、巧みに営業戦略を取ってきた経験。
さらに、仮説を立てて実行し、反省して次に活かすという行動をとってきた経験は非常に役に立つでしょう。
転職の場合は、ぜひここを前面に押し出してみてください。
異業種の営業
異業種の営業に転職して、給料をめちゃくちゃアップさせるという道もあります。
ゼネコンの営業はノルマと収入があまり直結することはありませんが、世の中には成果給で営業を雇っている会社がごまんとあります。
私の友人には、ゼネコンの営業から外資系生命保険営業に転職して年収が10倍になった人もいます!(プロ野球選手くらいです(笑))
営業は本当に汎用性の高いスキルなので、どの業界の営業でもやっていけるでしょう、ぜひチャレンジしてみてください。
ゼネコンの営業職について知りたい方はこちらの記事を見てください。私がゼネコンで働いていた経験を活かし、ゼネコン営業職はどういう仕事なのか、年収はどれくらいなのか、どういったところがしんどいのかをお話ししています。
ゼネコン営業の経験を活かしてチャンスを広げよう!
ゼネコンの営業職は、休みがなかったり、付き合いが多かったり、現場との交渉・折衝などなど忙しいでしょう。
しかし、この経験は他の職種でも存分に活かせます。
- プロジェクトを企画するスキル
- 顧客に提案するスキル
- コミュニケーション(交渉・折衝)スキル
- 目標を設定し、実行するスキル
- ストレスに耐えるスキル
などはどの会社でも汎用性の高いスキルです。
この経験を活かして、行きたい会社・やりたい職種にチャレンジしてみてもいいかもしれません。
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