ゼネコン施工管理から建設テックに転職は可能?市場規模が拡大する業界へ
しびるしびる

ゼネコンで施工管理をやってるけど、建設テックに転職したい!

ゼネコンで働いている20代の皆さん、現状の仕事環境に不満を抱えていませんか?

「これから先もずっと建設現場で働くイメージがない」
「施工管理は潰しが効かないから、将来が不安だ」
「行きたい部署があるのに、異動が叶わない」
「現場の効率が悪すぎる」

これらの悩みを抱えている人に、おすすめしたい転職先として「建設テック」があります。

ゼネコンで働いている人の中には、建設テックのサービスを利用した事がある人もいるかと思いますが、ゼネコンで培ったスキルがこちらの建設テックでは活躍します。

特に「建設業界の効率化を図りたい」と感じている方にはぜひともおすすめしたい職種となっており、建設テックは若手の20代ゼネコン経験者を求めています

今回は「建設テック」と呼ばれる業種についての概要と、建設テックではどのような人材が求められているか詳しく解説します。

参考記事:施工管理から異業種への転職。未経験でもキャリアチェンジは可能か

ゼネコン施工管理から建設テックに転職は可能

ゼネコン施工管理から建設テックに転職は可能

結論を言えば、ゼネコン施工管理から建設テックに転職は可能です。

20代で少しでも経験があるのなら、チャレンジすべきだとハッキリ言わせてもらいます。

その理由は記事の後半で紹介しておりますので、まずは建設テックとは何か、市場規模や種類は、といった基本的なところを以下で勉強していきましょう。

建設テックとは

建設テックとは

建設テックとは、建設とテクノロジーを掛け合わせた言葉で別名「コンテック」とも呼ばれています。

主にITを活用して、建設業界の様々な課題解決を図る業種です。

製造業や飲食業などの業界では既にIT化が進んでおり、問題解決につながっていますが、建設業界のIT化は進んでいないのが現状です。

理由として、建設業の仕事は多くの関係者が関わり、多くの工程が人の手で行われている事が挙げられます。

実際に作業をする人がが目で見て確認する工程が大切な業種であるため、IT化が難しいとされているのです。

そのような状況で生まれたのがこの建設テックです。

ITの活用により、人員不足解消や業務の効率化など様々な課題解決を図ります。

建設テックの市場規模はどんどん大きくなっている

建設テックの市場規模

建設テックは多額のお金が動く巨大市場です。

国土交通省が発表した2021年度の建設業界への投資額は、62兆6,500億円となる見通しとなっています。(参照:令和3年度(2021年度)建設投資見通し|国土交通省

建設業の効率化は国交省主導で進めていることから、建設テックはこの市場投資の中に含まれており、建設業界と共にこれからも更に伸びていく業界と言えるでしょう。

大企業からの建設テックへの投資件数は、2015年から5年程で最高水準となりました

その結果、建設業界での多くの課題解決に貢献しています。

建設業界に追い風となる建設テックは、今後の建設業界にはなくてはならない存在となっていくでしょう。

建設スタートアップ企業が今注目を集めている

建設スタートアップ企業が今注目を集めている

「スタートアップ企業」とは、サービスや仕組みなど従来の考え方とは異なる技術や考え方を取り入れる事で、新しいビジネスでの基盤を作り、革新や変革をもたらす企業を指します。

「建設スタートアップ企業」は建設業を革新するために生まれた企業で、すなわち建設テックのことです。

建設テックは数々のサービスを展開しており、これからもサービスははどんどん増えていくと予測されるので、この業界に新規で入り込むチャンスは多いと言えます。

注目されている代表的なサービスとして、以下のような企業が挙げられます。

  • 施工管理のプロジェクトを一元化する「アンドパッド」
  • 業務管理システムの「アイピア」
  • 職人と現場のマッチングサービス「助太刀」
  • 工事代金の決済サービス「Local Works」
  • 中古重機などのオークションサイト「ALL STOCKER」
  • 建材の比較・検討が出来るサービス「truss」

建設テックの種類6選

建設テックは様々な種類があり、以下のような種類に分類できます。

それぞれ解説していきます。

プロジェクトマネジメント

建設業は多くの人が関わりますが、人数が多い事により関係者同士の伝達がしっかり行われないといった課題があります。

思わぬトラブルの原因が多々発生することに頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。

多くの作業者がそれぞれ個別の作業をする過程で、ひとたびトラブルが起きれば全体に影響し、それに伴う調整業務も膨大になります。

プロジェクトマネジメントは以下のように、施工管理業務における生産性向上を目指しています。

  • 工程管理・進捗状況を共有し、無駄な調整業務を発生させない
  • 図面データや情報など、管理する項目を一元化する
  • 人員配置、材料配置などを全体共有し調整漏れをなくす
  • チャットなどを通して、現場での報告を関係者同士でリアルタイムに共有する

建設に関わる様々な管理を一括で行うサービスを利用すれば、大幅な時間の短縮や業務の効率化につながります。

書類・図面・工事写真管理

一つの建設に携わる事で多くの書類がありますが、整理したり書類を探したりする業務は負担の大きい作業です。

特に事務作業の量が膨大な建設業においては、以下のような書類を管理するサービスは非常に重宝されます。

  • データ上で書類の管理が出来るので、書類の数を必要最低限に抑える事ができる。
  • 工事写真を一括管理し、提出書類などにまとめる。
  • 図面を毎回広げてチェックすることなく、現場の携帯機器に持ち込むことができる
  • 書類をパソコンやモバイル上で管理したり、協力会社同士でファイルのやりとりなどを行える

コストマネジメント

一つの建物を作る過程で、見積もりから資材の注文など多くの伝票や請求書が発生しますが、全て計算して清算するとなると、事務仕事の量は膨大となります。

そのような悩みを解決するサービスが、コストマネジメントです。

会計ソフトと連携したり、ITを活用した原価管理なども行うので、事務作業とコスト削減となります。

作業・検査省力化

文字通り建設現場で実際に行われる作業・検査を簡略化するサービスです。

例えば鉄筋コンクリート造の建物において、鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する「配筋検査」がありますが、写真撮影や黒板への設計情報の記入、帳票への入力など大変ですよね。

配筋検査専門で写真に電子黒板を記入できたり、出来形管理図の自動作成や質量・径の読み込みなど様々なサポートをしてくれるサービスがあります。

人材マッチング

職を探している職人と、人員不足で悩んでいて、働き手を探している企業をマッチングさせるサービスです。

良い職人と良い企業はきっかけがないと中々交わる事がありませんが、こういったサービスを通してマッチングが可能となります。

求人サイトなどに掲載されていない企業とのマッチングも可能で、一日だけなんていうのもありです。

EC・マーケットプレイス

建築や製造業などの資材の注文などは、一般的に「材工共」と呼ばれる、材料や人件費などの工賃金額を合計したものが見積もりとして掲示されますが、内訳が曖昧な事が多いです。

このような背景から生まれたのが、インターネットを通じて建材などを仕入れるサービスです。純粋に比較も出来るので、今までより仕入れ単価の節約につながります。

建設テックはゼネコン施工管理経験がある20代を求めている

建設テックはゼネコン施工管理経験がある20代を求めている

建設テックはテクノロジーを活用して業務の効率化を図るサービスです。

これはすなわち、建設業界の悩みを知っている施工管理の経験が少しでもあればけで、建設テックで新しいサービスや取り組みを始める時に非常に重宝されるということです。

また、若い人材はITなどのテクノロジーに強く、新鮮な観点から発想を生み出す事に期待されます。

転職する上で、確認しなければいけないポイントはその業界が今後伸びるか縮小するかの見極めが大事です。

例え転職できても今後縮小していく業界なら、将来は安心できません。

建設テックは今後ますます伸びる業界です。

施工管理の経験を活かして転職するのであれば、建設テックが特にそのような人材を求めており、おすすめの転職先と言えます。

建設テックへの転職に適した経験

建設テックへの転職に適した経験は、ズバリ「建設業で非効率を味わったこと」です。

施工管理の仕事をしている中で、以下のように多くの課題を感じているのではないでしょうか。

  • 工程管理での効率の悪さが目立つ現状
  • 書類作成、発注業務での事務業務圧迫
  • 職人とのコミュニケーションの難しさ

仕事のスキルや資格も大切ですが、なによりこれらの課題に直面した経験が大事と言えます。

建設業が抱えているこれらの課題を、仲間と協力して何とかしたいという強い想いはありませんか。

企業はそのような意志を持った人材を求めています。

ゼネコン施工管理から建設テックに転職できる転職エージェント

ゼネコンの施工管理から建設テックに転職できる転職エージェントをご紹介します。

転職エージェントは、担当のエージェントが面談であなたの経験と希望を聞いた上で、適切な企業をマッチングしてくれます。

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参考記事:リクルートエージェントの口コミ評判1000件をまとめて徹底分析

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マイナビエージェント」も大手の転職エージェントですが、特に20代におすすめです。

ポテンシャル採用枠の求人を多数持っているので、良い求人を逃さないためにもリクルートエージェントと一緒にぜひ使うべきだといえます。

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「建設テックへ転職したい」という気持ちをぜひ面談で伝えましょう。

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参考記事:マイナビエージェント口コミ評判を分析!20代第二新卒におすすめ

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GEEKLYはIT業界専門の転職エージェントです。

IT業界専門の転職エージェントなので、とっつきにくいかもしれませんが、GEEKLYのメディアページでも紹介されていることから、建設テックの取り扱いもあります。

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20代施工管理なら将来が明るい建設テックへの転職に挑戦しよう

もしあなたが20代の施工管理なら、将来が明るい建設テックの転職に挑戦しましょう。

「これから先もずっと建設現場で働くイメージがない」
「施工管理は潰しが効かないから、将来が不安だ」
「行きたい部署があるのに、異動が叶わない」
「現場の効率が悪すぎる」

こんな思いを感じながら毎日を過ごすのではなく、こういった建設業の現状を変えるのです。

内側にずっといてもわからないこともありますし、外側から見ればわかることもあるでしょう。

20代で少しでも経験があるのなら、チャレンジすべきだとハッキリ言わせてもらいます。

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