施工管理から異業種への転職。未経験でもキャリアチェンジは可能か

しびる

一生施工管理なんて無理！異業種に転職してキャリアチェンジできないだろうか。

本記事では、

• 施工管理から異業種にキャリアチェンジしたい
• 施工管理から転職できる異業種の仕事について把握したい
• 異業種に転職するためのポイントを知りたい
• 施工管理の経験を活かせる異業種の仕事を知りたいけれど、施工管理との関係が薄い異業種の仕事も把握しておきたい

という皆さんに特におすすめです。

「施工管理から異業種にキャリアチェンジすれば、生活が変化する」と感じている方は多く、基本的にその考えは合っています。

施工管理から転職可能なおすすめの異業種を挙げていきますので、あなたの転職やキャリアチェンジの手掛かりになれば幸いです。

施工管理のノウハウを活かしつつ転職できる業界も多いため、転職活動のポイントもお伝えします。

あわせて読みたい：施工管理におすすめの転職エージェント＆転職サイト15選！

施工管理から異業種へ、未経験でもキャリアチェンジ転職は可能か

施工管理から異業種にキャリアチェンジ転職することは可能なのでしょうか。

これはもちろん、「その人次第」と表現するしかありません。

ただし、今の社会状況・業界の状況的には、未経験転職の難易度比較的低いので、チャンスではあります。

基本的に「年齢」「経験」「そのときの状況（社会や業界の状況など）」などが影響することになります。

何歳までならキャリアチェンジが可能か（20代のうちに転職すべきだが、それ以上でもチャンスあり）

施工管理から異業種へのキャリアチェンジ転職に関して、年齢としておさえるポイントは以下の通りです。

• 20代なら転職しやすい
• 年齢が高くなれば難易度が上がっていく

「若く、経験が浅い人」は異業種へのキャリアチェンジがしやすい傾向にあります。

一方、「ある程度の年齢で、経験がある人」は異業種へのキャリアチェンジがしにくいものです。

なぜなら家庭があり、高年収を望む方が大半だからです。もちろん未婚であっても、「今の年収から大きく下げたくはない」と考える人がほとんどでしょう。

あわせて読みたい：建築・土木施工管理からのおすすめ転職先7選！未経験異業種はありか

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施工管理から異業種にキャリアチェンジ転職する際のおすすめ転職先3選

施工管理からの異業種転職でおすすめの業界はこれら3つです。

施工管理者の多くはキャリアチェンジ転職をするにあたって、「残業が少ないこと」「休日がきちんとあること」「年収が落ちないこと」を求めますが、これらの業界であれば、それが高水準で叶いやすいです。

では、一つずつ見ていきましょう。

これからの20代に特におすすめの転職先は「建設テック」

建設業界にテクノロジー的なサービスを提供する企業のことを「建設テック」と言います。

建設テックは20代前半の施工管理者に一番向いている転職先です。

インターネット上での受注・発注や職員の斡旋、工程表作り、帳票や設計図のタブレット化・クラウド管理など、施工管理の仕事の能率をテクノロジーによって高めます。

施工管理のノウハウが少しでもあれば、新規サービスを作るにあたってかなりのアドバンテージが得られます。

将来性のある業界ですから、特に若い方には向いています。

あわせて読みたい：ゼネコン施工管理から建設テックに転職は可能？市場規模が拡大する業界へ

20代後半～30代以上に特におすすめの転職先は「デベロッパー」

ある程度経験を積んだ施工管理者には、「不動産デベロッパー」が転職先として一番向いています。

残業が全くないというわけではないものの、ゼネコンとは比較にならないほどに待遇が良いです。また、年収もアップする可能性が高いです。

そしてデベロッパーは基本的に労働環境がホワイトですから、無事に転職できればより良い生活を送りやすくなることでしょう。

だからこそ転職の難易度は少し高いですが、施工管理のノウハウをきちんと積んでいる人は、デベロッパーとしても重宝される傾向にあります。

ちなみに受注側としてのノウハウは、特に「工程の多い工事」を発注するケースで活きやすいです。

ただ、原則として「即戦力（経験が十分にある人）」が求められていますから、目安として25歳以下の方が転職するのはかなり難しいです。

そのためまずは着実に経験を積んでいくことを推奨します。

あわせて読みたい：ゼネコンからのデべロッパーへの転職は難しい？成功する方法を解説

残業を確実に減らせるのは「公務員」

施工管理からの転職先として一番多いのは実は公務員です。

「技術職の中途採用」という形で公務員に転職すると、「公共事業の発注者」として業界に関わり続けることが可能です。

やはり「安定感・信頼」こそが公務員の最大の強みでしょう。

ワークライフバランスを取りやすく、いわゆる「激務」もほぼありません。

クビになることもなく、生涯一定以上の給与を得ることが可能です。

毎年このような採用枠がある程度用意されていますから、施工管理から公務員にキャリアチェンジ転職をするチャンスは十分あります。

あわせて読みたい：ゼネコン民間から公務員に転職する方法。施工管理の必要資格や年齢上限は

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施工管理から異業種にキャリアチェンジ転職をした人の体験談

ここでは、施工管理から異業種にキャリアチェンジ転職をした人の体験談をご紹介します。

みなさんと同じ状況の方も多いと思いますので、ぜひチェックしてみてください。

23歳女性＠地方ゼネコン施工管理⇒建設テック

施工管理として地方で頑張っていましたが、勤め先は平気でコンプラ違反をしていました。
幼稚な暴言が当然のように飛び交っていましたし、誰かが殴られる場面も何回か目にしたことがあります。
こんな会社にいたら精神が壊れてしまうと感じ、密かに転職活動をスタートしました。
きちんとした労働環境の下、コツコツ長期的に働きたいと考え、将来性のある建設テック業界にキャリアチェンジ転職しました。
転職エージェントの担当者に紹介してもらった会社です。
未経験でしたから、はじめはスキルが足りませんでしたが、施工管理のノウハウも活き、安定したレベルアップをすることができました。
現在では職場での職位も上がり、高いモチベーションで業務に臨んでいませす。もちろん心身ともに健康です。

施工管理から異業種へ転職できる転職エージェント

31歳男性＠大手ゼネコン施工管理⇒不動産デベロッパー

施工管理時代は「午前7時～午後11時まで仕事＋土曜出勤」というブラックな日々を送っていました。
家庭ができてから、このような生活を変えなくてはならないと心に決め、転職活動を始めました。
現在のデベロッパーは「午前9時～午後5時＋残業月20時間（平均）」といったところであり、休日もきちんとあります。
転職しただけで年収が60万円ほど上がり、そこから2年でさらに160万円以上年収がアップしました。
デベロッパーの建築部門であれば、施工管理時代に積んだノウハウが活きますし、順当なキャリアアップでもあります。
施工管理の異業種転職としては、かなり良いと思います。

施工管理から異業種へ転職できる転職エージェント

26歳男性＠中堅ゼネコンの施工管理⇒地方公務員

「大学院を卒業→中堅ゼネコンの施工管理を2年→地方公務員へ転職」という流れです。
施工管理の業務がかなり大変だったので、キャリアチェンジ転職をしました。
ほとんど連日午後10時くらいまで残業していましたし、工事によって仕事の場所はバラバラですから、「月～土まで現場のそばのホテル→土曜に帰宅→月曜の朝早く出勤」という無理のある生活を送っていました。
それでも仕事へのモチベーションは低くありませんでしたが、結婚後もこのようなスタイルで仕事をする事はできないと思うようになったのです。
そして公務員試験に向けて勉強をスタートしました。
その頃は仕事も比較的ゆとりのある時期でしたから（それでも普通の業界に比べると忙しかったはずです）、時間を無駄にせずに励んだところ、試験をパスして、地方公務員になることができました。
現在は公共工事の監理を担当しています。クオリティの高い工事ができたときには強いやりがいを感じます。

施工管理から異業種へ転職できる転職エージェント

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施工管理から異業種にキャリアチェンジ転職するためにすべき行動

ここでは、施工管理から異業種に転職するためにすべき行動をご紹介します。

まずは転職理由を明確にし、自己PRを作成、転職するタイミングの見極め、そして転職エージェントの活用です。

施工管理からの転職理由を明確にする

最初に転職したい理由をはっきりさせましょう。

転職理由・転職の動機は、転職活動の面接時にもまず間違いなく聞かれます。

そのとき、「施工管理の仕事は苦しいものだったので転職をすることにしました」などと言ってしまえば、当然印象は非常に悪くなります。

面接官は「同じ理由ですぐに辞めるのでは……」と感じますから、採用されることはまずありません。

施工管理から転職するのであれば、

「キャリアアップのために転職を決意しました」
「施工管理の仕事に励む中で、自分には他の好きなものがあると実感しました」

などのポジティブな転職理由を用意することが大事です。

施工管理の経験を自己PRにしよう

施工管理から異業種転職をする場合、やはり「施工管理で培った工事や建物についてのノウハウ」が強いアピールポイントとなります。

また、社内外の人と適切にコミュニケーションをする能力、工事に携わる人員を管理する能力、工事のスケジュールを立てる能力なども積んできているはずです。

こういった能力は様々な業界・業種で役立ちます。ですから転職活動をするにあたってきちんとアピールすることをおすすめします。

また、施工管理の仕事をするにあたって、「当たり前すぎて意識していないスキル・能力」も転職先では非常に役立つかもしれません。

そのため、施工管理の仕事の実績や経験について整理してから、転職活動をスタートすることを推奨します。

転職するタイミングを見極めよう

いつ施工管理から転職しても構いませんが、多くの人にとって最適なタイミングは「今すぐ」です。

なぜなら常に求人が出続けており、時期を外せば質の高い求人を見逃すことになるからです。

また、たとえ繁忙期であっても「辞めたら職場の人たちが困る」などと考えるべきはありません。あなた一人が離職したくらいでピンチを迎えるのであれば、それは会社のほうに問題があります。

しいて言うならば、3月と9月は狙い目です。

• 3月：次の年度の採用計画も定まり、中途採用を始めるから
• 9月：新卒の教育がおおよそ終わり、中途採用を始めるから

とはいっても転職活動にかかる期間の目安は3か月～半年程度ですから、早めに動き出すほうが精神的にも楽なはずです。

そして施工管理技士の資格や各種の経験があれば、3か月以内で転職が完了してもおかしくありません。

ちなみに内定が出てから現職を正式に辞められるまでの期間のほうが長くなりやすいです。

退職に関する手続きや引き継ぎもきちんと行いましょう。

転職エージェントに登録しよう

転職活動をするにあたっては、面接対策、履歴書・職務経歴書の準備、自己分析、企業分析などをしなければなりません。

施工管理として忙しい毎日を送っている方が、自力だけでこれらを全部行うのは非常に大変です。

特に異業種転職の場合は知らない事も多いでしょうから、さらに負担が増えるかもしれません。

ですから「転職エージェント」に登録することをおすすめします。

転職エージェントに登録すると担当者がつき、面接対策、履歴書・職務経歴書の確認や指導、キャリアパスについての提案、規模に合う転職先の紹介など、様々な手助けをしてくれます。

以下、施工管理からの異業種転職に役立ち、非公開求人・独占求人が充実している転職エージェントを3つ挙げていきます。

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施工管理から未経験異業種への転職におすすめの転職エージェント

施工管理から未経験異業種への転職をするには、転職エージェントの登録は必須です。

マイナビエージェント

公式サイト：https://mynavi-agent.jp/

20代の方にはマイナビエージェントをおすすめします。

30代からの転職となると経験やスキルがないと厳しいですが、20代であればまだポテンシャル採用のチャンスが多いです。

20代の転職市場の情報や、人脈を多く持つ担当者が、「20代特有の転職活動」をサポートしてくれます。

非公開求人もたくさんありますし、知名度の高い企業の求人も少なくありません。

また、「本当に転職するべきか」というところから相談できますので、その段階で迷っている方にもおすすめです。

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参考記事：マイナビエージェント口コミ評判を分析！20代第二新卒におすすめ

リクルートエージェント

公式サイト：https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントは、転職成功者数国内ナンバーワンの転職エージェントです。

様々な業種の人を、適切に受け入れてくれますし、相談をすることで「そもそも転職で何を重視しているのか」まで見えてきます。

転職初チャレンジの方から、数回目の方まで、あらゆる人にとって使いやすい転職エージェントです。

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参考記事：リクルートエージェントの口コミ評判1000件をまとめて徹底分析

宅建Jobエージェント

公式サイト：https://takken-job.com/

宅建Jobエージェントは、不動産業界に強い転職エージェントです。

いわゆるデベロッパー、「受注者側→発注者側」というキャリアチェンジ（キャリアアップ）転職をしたい方におすすめです。

施工管理の経験は、不動産業界においても確実に役立ちます。

また、不動産業界に移ることで、労働環境が良くなる、自分の望む街づくりに関わりやすくなるなどのメリットも得られます。

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参考記事：【不動産業界の転職】宅建Jobエージェント口コミ評判！年齢制限は

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施工管理から異業種への未経験キャリアチェンジ転職まとめ

結論、施工管理から業種へのキャリアチェンジ転職は可能です。

そのためには、転職エージェントの活用をおすすめします。

年齢は若ければ若いほど有利、将来にもつながるので、ぜひ早めの行動を心がけましょう！

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