建設業が不人気である理由
しびるしびる

自分って施工管理に向いてる?

建設業界の施工管理職は、就職活動や転職活動で多く目にするかと思います。

基本的な給料も高い水準で、仕事に興味を持っている人はたくさんいるでしょう。

そういった中で「自分は施工管理に向いているのかな?」と不安に思っている人もいるはずです。

個人的には「ブラックすぎて絶対無理」だったのですが、それでも向いている人がいるとは思いますので、こちらの記事で解説していきます。

こんな人に見てほしい

・施工管理職になろうと思っている人
・今施工管理職で、仕事が合っているか不安な人



施工管理に向いている人の特徴5つ

施工管理に向いている人の特徴5つ

まずは施工管理に向いている人の特徴について、詳しく見ていきましょう。

これらすべてをチェックして、「自分に合ってる」と思う方のみ施工管理を目指しましょう。

 プロジェクトを引っ張るリーダーシップがある

施工管理という仕事は、現場の職人さんをまとめ、作業の進行状況を管理する仕事です。

そのため、リーダーシップがあり、たくさんの人たちを引っ張っていける力がないと、仕事を全うすることができません。

というか、誰も言うこと聞いてくれません

ベテランの職人さんと若手施工管理という構図が大半なので、リーダーシップがないと、現場が締まらず職人さんが好き勝手に作業を始めてしまう可能性があるのです。

 コミュニケーション能力が高い

施工管理者は、たくさんの人とコミュニケーションをとっていく必要があります。

たくさんの専門を持った職人さんを束ねないといけないですし、他にも上司や別部門含めた会社の同僚、クライアント、近隣住民などコミュニケーションをとることが日常茶飯事です。

そのため、人と接するのが好きな人でないと務まりません

仮に、人と接することが苦手な人が施工管理になると、

  • 職人との意思疎通ができない
  • 大きなミスをしてしまう
  • 事故を誘発してしまう

というようなリスクが高まりますので、注意が必要です。

 細かいことに気付ける

施工管理という仕事は、細かいことに気づいて、着実に仕事を進めていける根気強い人が向いています

作業における小さなミスは、他の仕事なら笑って許せるかもしれません。

しかし工程管理上の「小さなミス」は、後々大きなミスに膨れ上がったり、重大な手戻りが発生してしまう可能性があります。

そのため、異変には早めに気づき、改善していく必要があります。

モノだけでなく、人づきあいも細かさが必要です。

職人さんのモチベーションや現場全体の士気などを敏感に察知して、コントールしていくことが大切です。

そうすることで、より効率的に、そしてより安全に作業を進めることができるのです。

トラブルに対する瞬発力が高い

工事現場ではトラブルが日常茶飯事です。

何か異物がでてきて工事がストップしたり、近隣住民から苦情が来たり、クライアントから無理な施工変更を要求されたり、材料発注を間違えていたり…

考え出すと枚挙にいとまがありません。

とにかく、トラブルに柔軟に対応することが必要で、そのために四六時中気を張っていなければなりません。

 体力とメンタルが超強い

当然ですが、体力とメンタルは必須です。

ちょっと強いくらいでは無理です、不眠不休で働ける体力と、なにがあっても折れない鋼のメンタルが必要です

24時間365日、体力仕事もデスクワークもしなければなりません。

関係者が多いと上述しましたが、四六時中罵倒罵詈雑言の嵐です。

「体力とメンタルには自信がある」レベルの人では務まらないことを強く押さえておいてください。


施工管理に向いていてもやらない方が良い理由3つ

施工管理に向いていてもやらない方が良い理由3つ

上記で紹介した項目すべてに当てはまった人は、施工管理者に向いています。

しかし、施工管理という仕事は、向いているからと言ってすぐに飛びついていい仕事ではありません。

その理由について、詳しく見ていきましょう。

 時間当たり給料が安い

まずは給料が安いということです。

施工管理の求人を見れば、高い給料を貰える求人がたくさんあります。

しかし、それを時間当たり単価で考えた場合、超薄給であることがわかります。

空残業や休日ステルス出勤などが横行しているからです。

しびるが一度時給で換算しましたが、施工管理より学生時代に居酒屋でバイトしてた時の方が時給が高いという結果になりました

将来は上がるかもしれませんが、若手の内は本当に安いです、覚悟した方が良いでしょう。

 休みがない

施工管理職は、休みがほとんどありません。

いつも工期に追われているからです。

もちろんしっかり計画立てて工事を遂行していけば、十分な休みが取れるかもしれません。

しかし、トラブルが日常茶飯事であるため、ほとんどうまいこと工事が進むことなどありえないのです。

自分がしっかりしていたら防げるものではなく、他人や環境のせいで進まないことがほとんどです。

ということで、休みの日はほとんどとれないと考えたほうが良いでしょう。

昭和の体質が抜け切れていない

建設業界は、令和になってもまだ昭和体質です。

超体育会系で古い慣習が抜けきれていません。

未だに職場によってはパワハラ、セクハラが横行しています。

建設業界のベテランの人にとっては、会社が世界の全てなので、時代がそこで止まっているのです。


 施工管理になるのが不安になったらどうすべき?

上記を見て、施工管理になるのが不安になった人もいるのではないでしょうか。

そのような人は、一度冷静になって他の業界への転職を検討してみることがおすすめです。

とはいえ、「どの仕事に向いているかわからない」という人もいるでしょう。

その場合は、ミイダスのコンピテンシー診断を受けてみることをおすすめします。

これは、5分程度の質問に回答することで、自分の適性やパーソナリティの特徴などを知れるサービスです。

面倒な経歴書などを提出する必要もなく、すぐに終わるので、とっかかりとして自分を知るのに非常におすすめです。

まとめ

施工管理という仕事には様々な闇が隠されています。

施工管理に向いている人は、 リーダーシップ、コミュ力、細かいことに気付ける、トラブル対応力、体力とメンタルが超強いことが必要です。

といっても、給料が安い・休みが少ないとマイナス要素も多いので、しびる的にはあまりおすすめしていません。

今後のキャリアなどを考えると、施工管理ではなく別の仕事に転職をする事がおすすめです。

「どの仕事が自分に向いているかわからない」

という人は、転職サイトのサービスなどを活用して、一度自己分析してみてはいかがでしょうか。