サラリーマンが一生懸命働いても、辛くなるだけで幸せにはなれません。
これは建設業界でのサラリーマンの激務に耐えかねて転職してから「幸せな生活とは何だ」ということをしばしば考えた結果です。
根本的になぜ働くのかというと、生活を豊かにしたいからでした。
生活を豊かにしたいから頑張って働いて、給料を上げようと思っていたのです。
実際、お金があればあるほど幸せだと思っていたし、そのため仕事を頑張って給料を上げようとしていました。
色々調べていく内に「どうやらお金がすべてではない」ということが分かったので、今回はそのことについて紹介しつつ自分の意見も述べていきたいと思います。
サラリーマンの生活に疲弊しきっている人にぜひ見ていただきたいです。
サラリーマンは給料高くても幸せになれない
ちょっと古いですが、ダイヤモンドオンラインに以下のような記事が載っていました。
アメリカでは年収7万5000ドル、日本では年収800万円を超えると幸福度はほとんど上昇しなくなることがわかっています。
引用元:https://diamond.jp/articles/-/141130
年収800万円までは年収と幸福度が対数的に上昇するのですが、それを超えると幸福度が上昇しなくなるとのことです。
「お金は絶対必要に決まってる!お金増えても幸せにならないなんて嘘だ!あればあるほどうれしいわ!」
と思ったのですが、どうやらそうではないようです。
この図面ではお金がそのまま幸福度に直結しているように見えますが、そこに隠れてしまっているもっと大切なことがあるのです。
なぜ年収800万までなら幸福度が上がるのか
年収800万までなら幸福度が上がることの理由は、ひとこと「生活で頭を悩ませることがなくなる」からです。
年収が低い段階では生活費を捻出することに頭を悩ませます。
年収が上がるにつれて生活が楽になるので、結果的に幸福度が上がるということです。
その「楽になる」ポイントというのが800万で、それを超えると生活に対する不安はなくなります。
外食に気兼ねなく行けて、子供に十分に教育させてあげて、家族旅行にもたまに行って、というのが一般的な幸福基準だとすれば、夫婦二人で1,500万(一人750万くらい)あれば余裕でそれは叶いますよね。
なぜ年収が増えすぎたら幸福度が上がらないのか
逆になんで800万以上になったら幸福度が上がらないかというと、そのくらいの年収になれば「働き方」が似通ってくる傾向があるからです。
年収800万円を超える人は、管理職など責任のある仕事を任されたり、激務であることが多いので、仕事上のストレスがかかりやすいのです。
もう生活するには十分なお金がある中で、それ以上もらっても使い道がありません。
そして、お金は稼げば稼ぐほど「いらないもの」になっていくのに対して、働き方は激務になっていき自分の時間が減っていくので、幸福度が上がらないのだと思います。
大金持ちになっても激務でまともな食事や睡眠が取れなかったり、ストレスで心身がボロボロになってしまったら意味ないですもんね。
家族と過ごす時間も趣味に費やす時間も無くなるし、良いことなしです。
お金で幸せは買えません。充実した日々を
で、お金は一体何に必要なのかを個人的に考えてみました。
シンプルに以下の3つです。
- 衣食住を満たすため
- 人生のいろいろなリスク(病気とか災害)に備えるため
- 趣味や自己投資で人生を充実させるため
まず、毎日健康に暮らすために衣食住を満たしたいです。
できれば美味しいご飯を食べたいし、良い服着たいっていうのはありますけど、高級なものに対しては興味ありません。
そしてやはり様々なリスクに備えるためにある程度の蓄えは必要です。
いつ病気になったり、災害に合うのかわからないのですから。
余ったお金で、人生を充実させる趣味や投資に使いたいです。
人生を充実させるものが仕事だったら最高なのですが、今のところそうではないですから。
ハードワークのサラリーマンは給料が高くても幸せになれない
年収800万円は、悩むことなく生活ができる一定のラインです。
それ以上はいくら年収が高くても、ハードワーカーなら何も満たされません。
食事も睡眠もまともに取れないし、そのせいで不健康になってしまうし、趣味も何も楽しめないし…
「お金」ももちろん大事ですが、「自分の時間」と「健康」を組み合わせた最適解を求めた方がいいでしょうね。
しびるも、お金にこだわらず健やかな生活を送れるよう頑張ります。