建設業界は時代遅れ、若者が離れるのは当然!
建設業界は時代遅れと言われています。
令和になっても昭和の空気がまん延している、類を見ないほど珍しい業界です。
人々が快適に生活をするためになくてはならないはずなのに、なぜ時代遅れなどと言われているのでしょうか。
この記事では、考えられる理由について解説していきます。
建設業界は、労働時間が全業種の中で最も多く、働き方改革に合わせて労働環境の改善が求められています。 週休2日ができている建設業者は全体の1割で、残りは週休1日、もしくは休みなしという現状。 今までは何とか人材を確保できて …
建設業界が時代遅れな理由5つ
さっそく、なぜ建設業界が時代遅れと言われているのか、その理由を解説します。
超高齢化で昭和の人間が主導権を握っている
建設業界というのは、すべての業種の中でも高齢化が非常に深刻になっている業界です。
その理由は、若手が非常に少ないことが挙げられます。
ただでさえ不人気業界であるにもかかわらず、仮に若手が入ってきたとしても、すぐに辞めてしまう事が多いのです。
- 不人気職種なので若手が入ってこない
- 高齢の人間が残っているので、そもそもの考え方が前時代的である
- 前時代的な体質のため、若手がすぐに辞めてしまう
こんな風に、完全に若者が辞める負のスパイラルに陥っているので、さらに高齢化・若者離れに拍車がかかります。
若手ならではの「新しい考え」も建設業界で生まれることは少ないのです。
労働時間は長いのが普通
建設業界の労働時間は昔から一向に改善されず、長時間労働が当たり前となっています。
建設業界には工期というものが存在しており、工期が迫ってきた場合は、間に合わせるために長時間労働を余儀なくされてしまう事も多いのです。
平日の労働時間が長いにもかかわらず、「週休1日」もしくは「休みなし」というかなりハードなスケジュールとなります。
この週休1日というのは、2021年末までに改正され、週休2日制が導入される予定です。
しかし週休2日制になると、逆に作業時間が減ってしまうため、余計に労働時間が長くなってしまう可能性があるのです。
サービス残業が今以上に増えることになるかもしれません。
建設業界は、全業種の中でもトップの労働時間の長さが問題視されており、残業規制の動きがでています。 労働基準法が改正され「時間外労働の上限規制」が2019年に既に適用されていますが、建設業はすぐには無理だということでその適 …
更に、建設業界で古くから働いている人というのは、労働時間が長いことがもはや当たり前になっていますので、だれも不信感を覚えていません。
むしろ、残業しなければなぜか「意識が低い」とみられることも多々あります。
そのため、若者の離職率が高くなってしまうのです。
職務内容や労働時間に対して給料が低すぎる
建設業界は、職務内容や労働時間に対して給料が低すぎるという問題があります。
上記の通り、建設業界では長時間労働が当たり前です。
さらに言えば、汚い・きつい仕事に加えて、常に危険と隣り合わせです。
求人で「月給」や「日当」だけを見ると、建設業種はかなり魅力的な金額に見えるでしょう。
しかし、これら労働時間や職務内容と照らし合わせてみると、まったく見合わない低い金額になってしまうのです。
残業をすれば残業手当がつくと思っている人も多いようですが、基本的に建設業界はサービス残業が当たり前に横行しています。
しっかりもらえるのは大手くらいでしょうか。
残業規制の動きも出ているので、サービス残業にはさらに拍車がかかるとみられるでしょう。
人材はコマ扱い
建設業界では、若者がコマ扱いされることも珍しくありません。
そもそも体育会系の人間が非常に多いため、縦の関係を物凄く重んじる傾向にあります。
また人手不足が深刻化しているため、まだ知識や経験の浅い若者が使い走りのように扱われてしまうこともあるのです。
高齢化により、若者はいつまで経っても上に行くことができず、長い間新人のような扱いを受けます。
建設業界で働く中高年層の中には、若者の離職率が高いことを知っているからこそ「どうせすぐに辞めるだろう」と雑な扱いをする人もいます。
逆に人手不足が深刻化しているため、若者を大切にしようとする会社もありますが、それは会社の方針であって、現場の人間は良しとしていない人間が多々いるのです。
古い慣習が抜け切れていない
建設業界というのは、パワハラなどの問題に苦しめられている人が多くいます。
これは小さい企業だけではなく、大手企業にも言えることです。
当然、全ての建設業従事者がパワハラ気質で暴力的だとは言いません。
ほとんどの人が、見た目や言葉遣いは荒くても、後輩を大切にする人たちでしょう。
しかし一部の人は心ない言葉を投げつけたり、暴力を振るってきたりする可能性があるため、時代遅れと言われるのです。
建設業界から脱出した転職者は、口をそろえて「建設業はおかしい人ばかりだ」と言っています。
建設業界への就職・転職を考えると「やめとけ」と言われることが多いです。やめとけと言われる理由を理解しないで建設業界に飛び込むと後悔することになります。この理由をしっかりと頭に入れた上で、本当に建設業で働くべきなのかを考えることをおすすめします。
建設業の時代遅れを改革しようと政府は動いているけど意味なし
建設業の時代遅れな労働環境の劣悪さは、政府も対策を打たなければならないと思っています。
そのため、労働環境を変えようと様々な取り組みを行っています。
週休2日制や残業規制など、2017年から検討されており、2020年代に施行される予定となっています。
このようなことから、建設業界の未来は明るくなりそうな気がしてしまいますよね。
しかし、そう単純な問題ではありません。私は建設業界の未来は暗いと思います。
週休2日制を導入することで、1時間当たりの負担が多くなったり、サービス残業が増える可能性が高いからです。
このような問題を1つずつ解決していかないと、建設業界の未来は暗いままになってしまうでしょう。
建設業界はその過酷な労働条件から、働き方改革を最も進めなければならない業界と言われています。 現状長時間労働は当たり前で、一日十数時間働くことも珍しくありません。 建設業界全体で言っても、長時間労働を美徳する古い慣習が目 …
建設業が時代遅れだと感じているのなら転職エージェントに相談しよう
この記事を読んでいる人の中には、建設業に従事している人もいるでしょう。
もしかしたら建設業で働くことに疑問を抱いている人もいるかもしれません。
そのような場合は、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
キャリアの悩みを転職のプロに聞いてもらい、問題を根本から解決するのです。
もちろん、転職するかしないかは相談した後から決めればいいことです。
私は転職エージェントに相談して、時代遅れの建設業界から脱出し、新しいステージで再スタートを切ることができるようになりました。
この記事では、実際にリクルートエージェントの面談から内定までの体験談をご紹介しています。今いる会社がブラックで辞めたいという方には、ぜひとも参考にしてほしい記事となっております。リクルートエージェントの良い面と悪い面もご紹介しているので、ぜひともチェックしてみてください。
建設業界というのは、時代遅れと言われることが多く、若者離れの深刻化・人材不足も問題視されています。
このような問題を解決しようと国を挙げて取り組んでいる最中ですが、それで建設業界が良くなるかは疑問なところです。
建設業界全体が良い方向に変わっていくのを、指をくわえて待つのも1つの方法ですが、手っ取り早く自分の環境を変えるというのも一つの手ではないでしょうか。
「建設業は終わってる」と言う人がいます。この記事では、暗い未来と地獄の激務をご紹介しております。明るいと言われている未来さえ、本当にそうなのか疑わしいです。今の生活が嫌だという方は、建設業からすぐに脱出すべきだと言えるでしょう。
建設業界で働いている毎日が辛い人へ
なぜ、あなただけが辛い思いをする必要があるのですか?
建設業は本当に苦しい世界です。施工管理は苦しんで、苦しんで、苦しんでなんぼの職業です。
建設業界がどれほど辛い業界か、この記事を見ればわかります。脱出する方法も書いています。
読んでください。必ずあなたの人生が変わります。