鉄道会社 年収 ランキング
せこかん太せこかん太

鉄道会社の職員って、いくらくらい年収がもらえるの?

今回は鉄道会社の年収を比較しランキングにしました。

鉄道会社と言っても、鉄道工事を発注する建設系のお仕事です。

過去の施工管理の仕事を活かして頑張っています。

建設系で頑張っている人や土木学科の大学生も、鉄道会社に入れるチャンスはあるので、ぜひとも参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること
  • 鉄道会社の年収がわかります
  • ランキングされた鉄道会社の特徴がわかります

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鉄道会社の年収ランキング

鉄道会社年収ランキング

以下が鉄道会社の年収ランキングです!(上場企業のみ)

ランキング会社名平均年収
1位阪急阪神ホールディングス株式会社877万円
2位株式会社西武ホールディングス814万円
3位京阪ホールディングス株式会社817万円
4位近鉄グループホールディングス株式会社804万円
5位小田急電鉄株式会社764万円
6位京成電鉄株式会社744万円
7位東海旅客鉄道株式会社(JR東海)735万円
8位東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)715万円
9位東武鉄道株式会社714万円
10位京王電鉄株式会社714万円
11位京浜急行電鉄株式会社696万円
12位西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)670万円
13位南海電気鉄道株式会社610万円
14位名古屋鉄道株式会社606万円
15位九州旅客鉄道株式会社(JR九州)550万円

(https://doda.jp/より)

1位は関西の巨大鉄道連合、阪急阪神ホールディングスとなりました!

2位が関東の西武ホールディングス、それに続いて6位までが各地域の私鉄です!

JRでいえば東海・東日本が7位8位につけ、西日本は12位という結果に。

私鉄の平均年収が高くJRが低くなりがちなのは、JRは従業員数がかなり多く、他の鉄道業者よりも分散されることが関係しています。

鉄道会社それぞれの特徴

それでは各鉄道会社の特徴をお教えしていきましょう!

JR4社(本州3社+九州)

JRの特徴

まずはJR4社の中から、上場している本州3社と九州についての特徴です!

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)

世界でも最大級の規模である、7,400㎞という路線を持っている鉄道会社です。

本州では首都圏から関東・甲信越・東北までの路線を持っており、従業員数も相当なもの。

新幹線は東北新幹線です。

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の強み

首都圏の収入基盤が恐ろしいくらい大きいです。

年間売り上げは3兆円近く、東京駅だけで1日3億の売り上げがあります。

東京だけは人口が増えていくと予想されるので、首都圏を持っていることは将来的にもかなりの強みになります。

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の課題

甲信越・東北は豪雪地帯であり、路線の保守がかなり厳しいと言われます。

赤字路線であることも多く、首都圏よりもむしろそれ以外の路線に大きな課題があるのです。

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)

東海道新幹線メイン、名古屋や静岡など中部の在来線です。

収入の70%が新幹線で、ドル箱路線といわれる東京-大阪間は収益が年1兆を超える半端ない収益基盤であると言えます。

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)の強み

前述したとおり、東海道新幹線という過去未来において揺らぐことのない強い武器を持っています。

さらに、2027年開業予定のリニア中央新幹線もあり将来性が高いです。

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)の課題

在来線や非鉄道事業など、新幹線以外の事業が弱いです。

国鉄からの借金返済(JRで一番負担が大きい)が重要な課題であるとともに、老朽化した新幹線設備の災害に対する補強工事も喫緊の課題です。

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)

本州西日本エリア全域の近畿・北陸・中国地方を担当する鉄道事業です。

新幹線は山陽新幹線を持っています。

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)の良いところ

大阪を中心とした都市圏は、百貨店など非鉄道事業も含め売れ行き好調です。

USJや京都などの観光資源もあり、インバウンド需要も大きいです。

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)の悪いところ

関西私鉄の競合は脅威です。

また本州3社の中では、比較的多くの赤字路線を抱えています

人口減少に伴い、赤字路線をどう存続させていくかが今後の課題となるでしょう。

九州旅客鉄道株式会社(JR九州)

九州全域の運輸サービスです。

本州以外のJRは不採算路線だらけで常に赤字状態でしたが、九州新幹線や駅の無人化、非鉄道事業の多角化などを展開し2017年に初の営業黒字を達成。

晴れて上場を果たしました。

観光列車に特化しており、「ななつ星」は豪華寝台列車ブームの先駆けです

大手私鉄(平均年収順)

大手私鉄の特徴

それでは大手私鉄です。

JRは比較的、鉄道本体で利益を得るビジネスモデルですが、大手私鉄は自社のブランドや沿線開発で勝負しています。

なので鉄道と関係ない話が多いかもしれませんが、ご了承ください

阪急阪神ホールディングス株式会社

関西で強烈なブランドを誇る「阪急電鉄」と「阪神電鉄」その他4社を傘下に持つ持ち株会社です。

阪急は「阪急百貨店」や「宝塚歌劇団」、阪神は「阪神タイガース」事業で知名度は抜群。

沿線マンション事業やエンターテイメント事業も好調、スキなしで将来性もある鉄道業者です。

鉄道会社年収ランキングでも堂々の一位

関西にお住まいの方だったら誰もが憧れる企業でしょうし、合コンでモテるらしいです。

株式会社西武ホールディングス

西武鉄道やプリンスホテル、埼玉西武ライオンズなどを統括する持ち株会社です。

東京・埼玉エリアでかなりのブランド力を持ちます。百貨店も有名ですよね。

本業の鉄道事業はそれほど好調ではなく、沿線開発とブランド戦略で勝負している印象です。

京阪ホールディングス株式会社

京阪電気鉄道を主核とする関西大手の1角で、大阪から京都、滋賀にまたがる路線を持ちます。

京阪モールやひらかたパークなど、「おけいはん」キャラクターで庶民に親しまれる事業を展開。

ちなみにひらかたパークのジェットコースターとかの整備も、京阪の鉄道保守の人たちが関わってるらしいです。

近鉄グループホールディングス株式会社

近畿日本鉄道やクラブツーリズムなど、近鉄グループの持ち株会社です。

大阪と奈良を地盤にしていますが、路線自体は名古屋まであり私鉄の中では最大級の規模をもちます。

あべのハルカスなど不動産事業も強く、堅調に業績が上がっている現状です。

小田急電鉄株式会社

関東大手私鉄の一角で、東京から神奈川が地盤です。

箱根や江の島など根強い観光資源を持っているので、将来的にも安定した企業でしょう。

また新宿駅の再開発は国策として進んでいることから、今後の伸びにも期待できます。

京成電鉄株式会社

関東大手の一角で、東京から千葉が主軸です。

また都心から羽田空港・成田空港のアクセスを担います。

オリエンタルランドの筆頭株主でもあり、ディズニーリゾートを主軸とした需要も大きいです。

東武鉄道株式会社

関東の中では最長路線を誇る私鉄大手です。

東武ワールドスクエアや、スカイツリーなど観光資源も充実しています。

沿線開発もされており、ここ数年の収益増は鉄道会社の中でも目を引くものがある。

京王電鉄株式会社

関東大手私鉄で、京王線や井の頭線などを運営しています。

沿線は下北沢や吉祥寺、調布、府中、仙川など「住みたい街」としてのブランドが高いです。

強い特徴はありませんが、ベッドタウンとして根強い需要があるでしょう。

京浜急行電鉄株式会社

東京から横浜・三浦半島地盤の私鉄大手です。

羽田空港のアクセス路線としても多く乗車されています。

路線の立地が良いので、今後も安定して収益が見込めそうですね。

南海電気鉄道株式会社

関西大手で、大阪から和歌山を結びます。

大阪中心部から関西国際空港をつなぐ路線を持っており、インバウンドに強いです。

大阪のミナミがターミナルなので、関西の中でもいちばん関西感を味わえる鉄道です。

名古屋鉄道株式会社

中部最大の鉄道会社で、愛知から岐阜が主な路線です。

バスやタクシー、トラックや海運などの運送にも特化しています。

カーシェアリングや名鉄百貨店などのサービスも展開し、とにかく名古屋でのブランドが強いです。

鉄道会社に就職・転職したいなら

鉄道会社各社の年収や特徴を述べてきました。

でも結局鉄道会社の選び方って、自分が住みたい地域ですよね。

年収も差がありますけど、やはり愛着のわく地域にいれるのが鉄道会社のメリットです

関東にお住いの方で年収が高いからといって、阪急に就職したい人は少ないのではないでしょうか。

さて鉄道会社への就職なら、ホームページから応募するのがいちばんですね。

鉄道会社への転職なら、転職サイトを利用しましょう。

特に【リクルートエージェント】などの転職エージェントは、鉄道会社含め求人をたくさん用意してくれているので登録しておいて損はないでしょう

特に建設系などの保守管理は、人手不足もあるので転職するならチャンスです。

この機会を逃さないで下いね!


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