建設事務に必要な資格3選

建設業の事務として働こうと考えている人の中には「大変なのかな?」「きついって聞くけど本当かな」と不安に感じている人もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、建設業の事務はどんな仕事をするのか、メリットやデメリットは何なのかということについて、詳しく解説していきます。

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建設業の事務はきつい?仕事内容を紹介

建設事務の給料や仕事内容は

建設業の事務というのは、業務の幅がかなり広いです。

基本的には他の業種の事務職と同じような業務内容で、専門的な領域は少ないと考えれば良いでしょう。

具体的には、電話・メール応対といった仕事や、伝票作成など経理関係の仕事となります。

他には社員さんの福利厚生手続といった総務的な内容も建設事務のお仕事です。

資格の有無によって、さらに専門的な仕事を任される場合もあります。

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建設業の事務がきついと言われる理由は?

建設業の事務というのは、他の業種の事務職と比べるときついと言われることが多いです。

では、その理由は一体何なのでしょうか。こちらで紹介しましょう。

やることが多すぎる

まずはやることが多すぎるということです。

上記で解説したように、建設業の事務というのは、普通の事務仕事プラス専門的な業務を行う必要があります。

慣れてしまえばスムーズに業務をこなせるかもしれませんが、新人の頃は覚える事がたくさんあり、きついと感じてしまうのです。

社員の考えが古いこともある

全員とは言いませんが、建設業の社員というのは、考え方が古い人間が多めです。

事務員に対しては非常に多くの注文もしてきます。

職人気質の人間も多く、人間的に一癖も二癖もある人間ばかり。

そのうえ事務系の業務に関しては全く知識がないこともあります。

そのため、時には複雑な業務を任されることもあり、きついと感じてしまう人がいます。

仕事が地味

仕事が地味というのもキツイ理由です。

これは建設業界に限った話ではありませんが、事務職というのはどうしても仕事が単調になりがちです。

また、自分の仕事が直接売り上げや利益に繋がることもほとんどないため、モチベーションをキープすることが難しくなる可能性があります。

このようなことから、「どれだけ頑張っても評価されない」と仕事に対するやる気を失ってしまう人も少なからずいるのです。

クリエイティブな仕事をしたいと思っている人や、頑張りに見合った報酬が欲しいと思っている人にはあまり向いていないと言えるでしょう。

業界全体が男性社会という現実

もし女性で建設事務を検討している方は、注意してください。

建設業界というのは、女性よりも男性の方が多いです。

そのため、女性だからという理由で舐められてしまったり、下に見られてしまったりする可能性もあります。

例えば「お茶出しは女の仕事」「買い出しは女の仕事」と思っている人間も多く、社内ではかなり厳しく接してくる可能性が高いです。

場合によってはセクハラが横行している場合も…

友人もできにくい環境ですので、男社会でうまくやっていくスキルが必要です。

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建設業の事務で働くメリット2つ

では、建設業の事務で働くことのメリットはなんでしょうか。

この項で考えてみましょう。

未経験でも採用してもらえる

建設業の事務というのは、特別な資格やスキルがなくても採用してもらえる可能性が高いです。

そのため、キャリアを積んでいなかった人でも気軽に応募することができるでしょう。

さらに言えば、以下のような資格を持っていると、更に採用されやすくなります。

  • 日商簿記
  • 建設業経理検定試験
  • 建設業経理事務士試験

建設業の事務として働きたいと思っているのであれば、事前に上記のような資格を取得しておくことをおすすめします。

事務は比較的残業が少ない

建設業界というのは、残業や長時間労働が当たり前になっていますが、事務の場合は例外となることが多いです。

なぜなら、建設業の事務というのは、基本的に書類作成などを行うことが多く、現場にはほとんど出ません。

そのため、計画的に仕事を進めていくことができれば、定時で上がれる可能性が高くなるのです。

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建設業の事務はスキルアップに繋がる?

建設業の事務を経験しておけば、どの業界に言っても通用する事務員になれる可能性が高いです。

難易度は高めですが、宅地建物取引士や社会保険労務士の資格を取得すれば、更なる昇給や昇進が見込めます。

建設事務で、その後のキャリアに活かすことは可能ですよ。

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まとめ

建設業の事務というのは、他の業種の事務職と比べると仕事内容がハードになりやすいです。

特に、小さい建設会社の事務になると、少人数で会社の事務を行う必要が出てくるため、その分負担が大きくなります。

男社会で古い考えの多い職場の中では、理不尽な要求をされたり、怒鳴られたりすることがあります。

とはいえ、建設業の事務をそつなくこなせるようになれば、どの業界に言っても通用する事務員になることができますし、会社選びさえ間違えなければ定時で上がれる日も多くなり、楽しく仕事ができる可能性が高まるでしょう。

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