人手不足 募集しても来ない

「人手不足なのに募集しても来ない…」

多くの人事担当者がこのような悩みを持っているのではないのでしょうか。

もう結論を言ってしまうと、あなたのいる会社が全く魅力のない企業だからです。

そして、業界全体で人手不足に悩まされているジャンルがあります。

それは、建設業界です。

建設業の現状を見れば、人手不足に悩まされる人事担当者も何かヒントを得られるかもしれません。

今回は、募集しても全く人が来ない建設業についてご紹介します。

建設業が人手不足なのに求人を募集しても来ない理由

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人手が足りなくて求人を書けてもほとんど来ない職場、かなりヤバいです。

やっと来たと思ったら「え?」と思う人だったり。。。

しかも今いる人もどんどん辞めていく始末、なんでこんなことになってしまうのでしょう。

そのヒントは建設業界の現状にあります、建設業に人が集まらない理由をご紹介します。

まずイメージが悪すぎる

まずは建設業のイメージが悪すぎるということです。

いわゆる3Kという建設業の特徴は、働き手に取ってマイナスイメージでしか集まります。

私達が快適な生活を送るために必要な業界ですが、ほとんどの人は「きつい」「汚い」「危険」というイメージがどうしてもしみついています。

このようなことから、仮に比較的高い報酬で募集をしていたとしても、人が集まらなくなってしまうのです。

イメージ通りに条件が悪い

「イメージが悪いから人が集まらないんだ!」と思っている人、違います。

建設業はイメージ通り、いや、それ以上に条件の悪い業界です。

「給料が安い」「休みが少ない」など、そもそも条件としてまったく魅力がありません。

また、建設業の求人の中には高報酬や好待遇といなっていても、実際は全くの嘘で、ブラック企業である可能性もあります。

このように、入社後に大きなギャップが生まれることから、仮に入社してもどんどん人が離れていくのです。

条件が悪い癖に資格が必要な仕事

建設業界では、多種多様な資格が必要となります。

そもそも、建設業界に入るハードルが非常に高いのです。

施工管理技士や測量士などに加えて、現場作業なら重機を使うための資格などが必要になります。

また、そうでない仕事でも、特殊な知識、スキルを必要とする業務には資格が必須となることが多いです。

そのため、求人を出している建設業界の中には、資格を持っていることを応募の条件としていることが多くあります。

つまり、資格を持っていない場合は、面接を受ける権利すら与えてくれないということです。

内容が抽象的すぎる

建設業界の求人を見てみると、仕事内容が抽象的な会社もあります。

建設業界に従事している人であれば、大まかな仕事内容を見れば理解できるかもしれません。

しかし建設業にあまり詳しくない人や、別業界から建設業界へ転職をしたい人というのは、そのような抽象的な内容では、仕事のイメージを全く掴むことができません。

全体像を掴めないことから、募集が来なくなってしまうのです。

そもそも、仕事内容が抽象的すぎる会社に応募することはあまりおすすめしません。

なぜなら、実際に正社員として働いてから「こんな仕事をさせられるとは思わなかった」と、転職をしたことを後悔してしまう可能性が高くなるからです。

年齢制限を設けている

建設業界というのは、比較的体力を使います。

特に現場に出る仕事というのは、重たい物を持ち上げることも多いですし、残業も多くなりがちです。

そのため「〇歳以下」という制限をかけてしまっている場合があります。

ただ、若手というのは、そもそも建設業界に対してマイナスのイメージを持っていることが多いため、募集が来なくなってしまうのです。

広告費をケチっている

求人を募集している建設業界の中には、広告費をケチっている所があります。

そのため、転職サイトなどで上位表示をすることができず、募集が来ないこともあるのです。

一見、広告費をケチっているということは、求職者にとっては関係のないことのように見えますが、建設業界にとって人材は宝です。

その大切な人材を募集する費用をケチるということは、業績が良くないか、社員のことを大切に思っていない会社である可能性もあるのです。

全てがそうとは言いませんが、中にはそのような会社もあるということを覚えておいてください。

建設業の求人に応募する際の注意点

転職

ここからは求人に応募する側へのメッセージです。

建設業の求人に応募しようとしている人は、一体どのような事を注意すべきなのでしょうか。

人手不足は慢性化している

冒頭でも解説しましたが、建設業界というのは人手不足が慢性化しています。

特定の企業ではなく、業界全体で人手が不足しているのです。

そのため、仮に今から建設業界に従事したとしても、人手不足のしわ寄せが来てしまい、

  • 長時間労働
  • 低賃金

で悩まされる可能性があるのです。

建設業界はブラック企業が多い

規模の小さい建設会社の中には、ブラック企業も多く存在しています。

もちろん大手企業の中にも、社員を駒のように使う会社が存在しているのですが、どちらかというと、資金力が少なく、従業員数が少ない会社の方がブラック企業と化している可能性が高いです。

ただ、ブラック企業かどうかというのは、入社してみないとわからず、一種の賭けとなります。

建設業界は、比較的ブラック企業の割合が高いため、転職に失敗してしまう可能性が高くなるのです。

このようなことから、これから建設業に転職をしようとしている人は、もう一度冷静になって考えてみることをおすすめします。

プライベートを充実させながら働きたいと思っているのであれば、今からでも十分間に合いますので、別の業界への転職を検討してみると良いでしょう。

建設業に従事している人はどうするべきなの?

人手不足

では、現時点で建設業に従事している人は一体どうするべきなのでしょうか。

結論から言ってしまうと、転職をするべきです。

今後、建設業界は様々な改革が行われ、給料や休みが増える可能性もあります。

ただ、いきなり待遇が改善され、業界全体の雰囲気が変わるとは限りません。

そのため、できるだけ早く見切りをつけて、別業界へ転職をする事がおすすめなのです。

建設業以外に携わったことがないという人も、転職エージェントを使うことで、効率的に転職を進められる可能性が高くなりますので、是非利用してみましょう。

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まとめ

建設業界というのは、慢性的な人手不足となっていますが、求人を出しても中々応募が来ないという悩みを抱えている人事担当もたくさんいます。

それには、今回紹介したような理由が関係しています。

このようなことからも、建設業界へ転職をしてしまうと、労働環境や賃金の面で悩まされる可能性が高くなります。

そのため、少しでも充実度や幸福度を上げながら働きたいと思っているのであれば、転職エージェントなどを利用しながら、別業界への転職活動を進めていくことをおすすめします。