休職して良かったこと
しびるしびる

ゼネコン建設会社のCMを見ると、ステキな仕事だなって思います。

テレビを見ていると、ゼネコン建設会社のCMを目にする機会が多いと思いませんか。

ロマンあふれる素敵なものが多く、テレビで流れたら見入ってしまいます。

例えば大成建設などは非常に有名なCMで、「君の名は。」で有名な新海誠監督の作画で「地図に残る仕事」のキャッチコピーを描いた感動的なアニメーションとなっています。

でもよく考えてみてください。「ゼネコンは何のためにCMを流しているのだろう」と疑問に思いませんか。

建設会社にとって何のメリットがあるのかわかりませんよね。

お菓子のCMだったら、お菓子を買ってもらうため・知ってもらうためにCMを流すことは理解できます。

でも建設会社はBtoB企業ですし、そもそもCMを出すような有名企業は受注営業をかける・お得意様がいるなどの理由から、お客さんを新規開拓する必要がありません。

この記事では、代表的なゼネコンのCMと、ゼネコンがCMを流す意味をご紹介します。

ゼネコンがCMを流す意味を知ると、建設業界の闇・深刻さがわかるかもしれません

代表的なゼネコン建設会社のCM

ここでは、代表的なゼネコンのCMを流します。

CM全て素晴らしく、見入ってしまうものばかりです。

大成建設のCM

https://youtu.be/LsRU7ELDVRQ

大成建設は「君の名は。」で有名な新海誠監督が制作したアニメーションです。

「地図に残る仕事」というキャッチコピーが有名ですね。

こちらの「シンガポール編」ですが、音楽は歌手のスキマスイッチ、ナレーションは女優の長澤まさみさんとなっており、他の種類のCMも有名な方を起用されています。

このCMに莫大なお金がかかけられていることがわかります。

大林組のCM

大林組のCMは、佐藤健さん主演で文明の進歩について描かれています。

「MAKE BEYOND」「つくるを拓く」かっこいいキャッチコピーが付けられていますね。

戸田建設のCM

https://www.youtube.com/watch?v=BdbtSWSGZeQ

戸田建設はドラえもんを使って建設物や技術をナビゲートしてくれます。

「本当に価値ある新しいモノを。」未来を感じさせてくれる素晴らしいCMですね。

奥村組のCM

奥村組のCMは、「奥村くみ」として女優さんが建設大好きと叫んでいます。

地味にラブコメっぽい要素も入っていて、とても親しみのあるCMです。

鹿島建設のCM

こちらはテレビCMではありませんが、鹿島建設のWEB専用PRムービーとなります。

「100年をつくる会社」をキャッチコピーに、現場作業そのものをめちゃくちゃカッコよく編集してくれてますね。

清水建設のCM

清水建設のCMです。

古いCMですが「いつかきっと作っちゃおう」のフレーズは多くの方が覚えているのではないでしょうか。

「子どもたちに誇れるしごとを。」のキャッチコピー通り、ほのぼのとした中にも未来を感じさせる作風に仕上がっています。

ゼネコン建設会社がCMを流す意味

建設業界

さてここまでご覧いただいてわかる通り、建設会社のCMはものすごくキャッチーで親しみある作品に仕上がっています。

思わず建設業界に対して好印象を抱いてしまいますよね。

それは正しいですし、紛れもなく建設会社は、社会のためになる・なくてはならない存在です。

しかし、なぜこのようなCMを大手建設会社がこぞって放送するのでしょうか。

最初に書いた通り、これら大手建設会社が顧客を新規開拓するために放送しているわけはありません

建設会社がCMを流す理由は、イメージアップして人材を確保することにあります。

こちらのブログでは、何度も建設業界の高齢化・若者離れ・人材不足について語っていますが、これら最大手の建設会社であってもその問題は深刻なのです。

建設業界のイメージは「きつい」「汚い」「危険」で、そもそも入りたいという若者がいません。

さらに若手人材入社しても、長時間労働・過酷な現場調整業務・昭和体質の上司同僚に辟易して、すぐに辞めていくという現状です。

建設会社はそのブラックさを隠して、ロマンあふれる職種であることをアピールして人材確保に動いているのです。

人材確保のためにCMを流す業界は、建設業界くらいです。

それほど建設業界の働き手不足が深刻化しているということです。

大手でもこのような状態なのですから、中小の建設会社は本当に深刻だと考えた方がいいでしょう。

ゼネコン建設会社はCMと同時に働き方も改善すべき

建設会社がこのようなCMを流すことは十分に意味があると思うのですが、同時に働き方を改善する必要があると思います。

CMを流すような大手であれば、ある程度働き方改善を進めようとはしていますが、実態として過酷な労働環境の改善は道半ばでしょう。

さらにCMを流していない中小は、働き方改善の動きすらありません。

もしCMを見て建設業界に入りたいと思った人がいるのであれば、ロマンあふれる仕事であるのと同時に、過酷な労働を覚悟する必要があると肝に銘じておきましょう。

しびるしびる

私はこのままでは建設業界は一向に働き方が改善されないと思ったので、早々に脱出を決意しました。

建設業界で働いている毎日が辛い人へ

なぜ、あなただけが辛い思いをする必要があるのですか?

建設業は本当に苦しい世界です。施工管理は苦しんで、苦しんで、苦しんでなんぼの職業です。
建設業界がどれほど辛い業界か、この記事を見ればわかります。脱出する方法も書いています。
読んでください。必ずあなたの人生が変わります。